ネガティブデポジット③ 〜 幸福論 〜


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私は朝、目覚めること自体に幸福を感じるので、それ以上の幸福を求める人の気持ちを理解しようと思っても理解出来ていなかったと思います。


幸福とは一体何でしょうか?


それは不幸と呼べる体験を通過しなければ認識できない概念だと思います。


もっと苦労されている方もいるので失礼かもしれませんが、私のここ10年も一般的な感覚から客観視すれば決して幸福とは呼べない状態だったと思います。


社会的問題を解決しようと願うベクトルは常にそういう不幸のリソースになっていくと感じます。


それが苦にならなかったのは私の意識が常に to be or not to be にしか向いておらず、一般的な感覚からはかけ離れ過ぎていて、むしろ一般性を排除していたように思います。



その一般性の排除がベクトルをより先鋭化させ、解決するために行っていた活動が問題をより複雑にしていたこともあったかと思います。



穏やかな暮らしというものは誰もが求めているものであり、穏やでないさざ波のたつ暮らしはそれぞれの内にある理想の穏やかさと現実とのズレを解消しようとした時に起こります。


まさにそこに女神SOPHIA(理解)があり、他者の理想を理解しようとする意欲にこそ多聞天という愛も潜んでいるということになるかと思います。


ネガティブの方に針が振り切れてしまう原因は受容と理解の不足にあり、そこに限界が生じているのですが、それは決して悪いことではありません。


むしろ自分の限界を知る確かな指標となるでしょう。


それぞれの限界の中で助け合って生きていくというのもひとつの真実だと思います。


意識状態に上も下もなく、常に円環、水のようにぐるぐると回っています。


皆が助け合い、受容し合える環境のために微力ながら尽力できればうれしく思います。