女神の海

kohya_hibiki2009-06-24



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日本のある土地から、強烈な三位一体のインスピレーションを受け
ユーラシアの古層に存在する聖なる三位一体を見出すことができました。


父・母・子の三位一体は、wikipedia:三位一体の中で、バーバラ・ウォーカーという方が、古代オリエントの中に見出しているようですが、これはかなり当たっていると思います。

おそらくキリスト教の三位一体や仏教における三宝は、その古代オリエントの三位一体をベースにしていると思います。

古代オリエントというのも少し狭義であるかもしれません。


父・母・子の三位一体は、おそらくはユーラシア全域に広がっており、その三位一体の中で女神である母が、特に重視され、大地母神として認識されていたのではないかと思います。

伝承では、古代の創造の女神であり、「偉大な神々に命を与えた母なる女神」である女神ナンム(Nammu)がエンキの母であるとされており、エンキとは水による創造の力を持つという共通性によって、エンキ(エア)は女神ナンムが姿を変えたものであるとも考えられている。ベニート(Carlos A. Benito:ペンシルベニア大学Ph.D)は、「エンキに関しては、性のシンボリズムの興味深い変化が窺える。メソポタミアにおいては、土地は「水」によって豊かさがもたらされるとの通念があるが、シュメール人は、この「水」の神格化の対象・意味合いについて、女神ナンム時代の女性的な「生命を産み出す海」から、エンキ時代の男性的な「精子」へと、とらえ方を変化させている。たとえば、シュメールのある聖歌では、涸れた川岸にエンキが立ち、彼の水で満たした、との部分がある」と述べている。このようなエンキの男性的な繁殖・豊穣を司る神性については、配偶者である女神キ(Ki) または女神ニンフルサグ(Ninhursag)との、ヒエロス・ガモスすなわち「聖なる結合」との関連性も示唆されるところである。wikipedia:エンキ

実は海にまつわる、この『性のシンボル』の変化は日本でも見られ、シュメール時代にはるか遠く離れた日本でも同じように信仰の対象が変化しているのです。


これは信仰を持った人たちの大移動という可能性と、人間の信仰を根底から覆す地球規模の天変地異という可能性、そして両者が複雑に絡み合う可能性の3つがあると思います。

いずれにしても、紀元前の文明の創世記とされる時代は、かなり世界が狭かった(交流が活発に行われた)ようです。