変化は待つものではなく自らが起していくもの 〜 風エレメント今、ここ 〜
表題の通りですが、日本人が一番苦手なこと、変化の渦の張本人になること。
変化の渦になるということは、自らのうちに強烈な個性を持っていなければなりません。
その強烈な個性とは、日々自分の内側を見つめ苦悶し苦闘しなければ決して見えてきません。
ありのままの自分を受け止めてくれる場所を探し続けるだけではいつまで経ってもたどり着けない領域です。
人間の一日の時間はそれぞれ24時間と決まっていますから、その時間を自分が変化するための時間に使わずに他を否定したり受容できないことを叫んでいても仕方ありません。
批判精神は人間最高の理性ですが、否定や非受容は何の滋養にもならないものです。
受け入れられない自分の幅の狭さは、自らが日々変化できていないからであり、この事実を論理的に理解できるならば今日の今から変わる努力をすれば良いというだけのことでございます。
するかしないかは本人の自由意志ですが、すれば天国、しなければソノママという冷徹な結果は不自由意志です。
台風がやってくるのは生命に初心を思い出させるためです。
台風一過は、空も海も私たちが生まれて初めて見た光景のように輝いて見えます。
初心(赤き心)を思い出すこと、あるいは初心を貫徹することは精神的に非常に美しいことです。
なぜならば普通の人は初心を忘れ、傲慢になったり、軽率になったりするからです。
普通ではないことを行うことがもっとも美しいと言えます。
それが風_エレメント-台風です。
台はムロと書きますが、古語、室(ムロ)は生命が生まれ出る場所を意味しています。
つまり、赤き心が常に生み出される場ということです。
江戸時代末期まで修験者は各地のムロ(胎蔵界を模した巨石)を巡り、この世に生まれでた有難さに感謝し続けていました。
現代人は無益なことに時間を浪費し過ぎています。
ただ、この世に生を受けたことだけに感謝し続けていれば、だいたいのことはとるに足らないことです。
だいたいのことはとるに足らないことと感ずれば、自らが”風”となることをも厭いません。
現代社会の無益な感情体戦争に巻き込まれるよりも一致立脚八百万神々の世界に身を置いたほうがよほどマシです。
とるに足らないこと 捨てましょう 今すぐに
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